夜は朝より念入りにスキンケアをするのが効果的です。
それは寝ている間にしか出ることがない成長ホルモンが、お肌の再生をしてくれるからです。

1-1.美肌作りに必須の成長ホルモン

成長ホルモンは、子供の成長に欠かせないものというイメージがありますが、代謝との関わりが深い成長ホルモンは、大人にとっても重要な役割をします。
具体的に成長ホルモンには、次のような働きがあります。

  • 基礎代謝を高める
  • 脂肪の燃焼を高める
  • 骨を成長させる
  • 免疫力を高める
  • 筋肉や細胞を再生する
  • 皮下組織の水分量を保つ

このように成長ホルモンには、肌だけでなく、日中にダメージを受けた体の機能を修復する働きがあります。
肌のターンオーバーを整えて細胞を再生してくれる成長ホルモンが分泌されるのは、夜寝ている間だけです。
ところが、寝ている間中ずっと成長ホルモンが出ているわけではありません。

1-2.22時に寝られなくても大丈夫!成長ホルモンが分泌される時間とは?

つい最近まで、成長ホルモンが分泌される時間帯は、「夜22時~深夜2時までの間」だと考えられていました。
ところが、最近の研究で成長ホルモンが分泌されやすい時間帯は、「眠り始めてから3時間後」であることがわかってきたのです。
そして、脳下垂体から分泌される成長ホルモンは、ノンレム睡眠と言われる深い眠りの時間帯にだけ分泌されることもわかってきました。
つまり、眠り始めてから3時間後に深い眠りに入っていなければ、どれだけ睡眠時間が長くても成長ホルモンが分泌されないというわけなのです。

2.睡眠の質は自立神経で決まる!

8時間も寝たはずなのに、何となく疲れが残っている・・・
という経験はありませんか?
睡眠時間は足りているはずなのに、疲れがとれないという場合は、睡眠の質が低下しているのかもしれません。

2-1.副交感神経を優位にして睡眠の質をあげよう

睡眠の質が低下すると、成長ホルモンが十分に分泌されなくなってしまいます。
成長ホルモンの分泌量が少ないと、体の修復が追いつかず、疲れが残ったり、免疫力が低下して風邪を引きやすくなったりという体の不調が表れます。
また、お肌も同じように修復されず、免疫機能が弱っている状態になってしまうため、外部からの刺激を受けやすく炎症が起きやすくなってしまいます。
この炎症がシミやしわなどの原因になってしまうのです。
このような悪循環に陥らないために大切なのは、睡眠を増やすより睡眠の質を上げることです。
睡眠の質をあげるためには、寝る前に交感神経を高める行動を避けて、副交感神経を優位にすることが必要になります。

2-2.寝る前に避けたい交感神経を高める行動

交感神経と副交感神経の関係は、スイッチのオンとオフのような関係です。
眠る前には、活発に活動をする時に働く交感神経の働きを抑えて、副交感神経が優位になるようにするのが睡眠の質を高めることにつながります。
そこで、「寝る前に避けたい交感神経を高める行動」をまとめてみました。
睡眠の質があまりよくないと思われる方は、ぜひ当てはまる行動をしていないかどうかチェックしてみてください。

2-2-1.明る過ぎる照明

明るい光は、交感神経を活発にします。
一般的な家庭の照明はほとんどの場合問題ありませんが、コンビニやスーパーなどの明る過ぎる照明は寝る時間の2~3時間前には避けるようにしてください。
眠る前にどうしても勉強などで照明が必要な場合は、メラトニンへの影響が少ない暖色系の照明がおすすめです。

2-2-2.テレビ、パソコン、スマホを使う

部屋の照明よりさらに光が強く、脳を刺激してしまいがちなのが、テレビ、パソコン、スマホです。
特にスマホは、目との距離が近いため質の高い睡眠のために必要なメラトニンに悪影響を与えやすいことがわかっています。
ベッドに入ってからのスマホは、極力避けたい行動です。

2-2-3.熱すぎるお風呂

熱すぎるお湯に浸かると、交感神経が刺激されてしまいます。
お風呂は、40度のお湯に15分ぐらい浸かるが理想です。
寝る2~3時間前に体の深部をゆっくり温めることで、メラトニンの妨げにならずに副交感神経を優位にすることができます。

2-2-4.カフェインが入った飲み物

寝る前にカフェインを飲んだ場合、入眠の妨げになるだけでなく、中途覚醒が起こりやすくなります。
カフェインは、眠りにくくなるだけではなく睡眠の質にまで影響を与えてしうのです。
コーヒーや紅茶以外にも、緑茶やウーロン茶にもカフェインが含まれているので注意が必要です。

2-2-5.寝る前の食事

寝る前に食事をとってしまうと、消化のために胃を働かせる必要が出てくるため、興奮しやすく眠りにくくなるとされています。
夕食は、寝る3時間前までに済ませるのが理想です。

3.副交感神経を高めるアロマの効果で睡眠の質を高めよう

それでも何となく寝付けない!という時には、アロマの効果で睡眠の質を高めるのがおすすめです。
最新のアロマの研究では、オレンジスイートの香りを就寝前に嗅ぐと、副交感神経が高まってリラックス効果が得られることがわかりました。
この実験では、就寝中の部屋にもオレンジスイートの香りを漂わせておいたところ、起床後には副交感神経がきちんと下がって、すっきり起きることができたとされています。
この実験結果からも、副交感神経の働きが高まると、睡眠の質を高まり、朝の寝覚めも良くなるということがわかります。
なかなか眠れない時やしっかり眠ったはずなのに疲れがとれないという時には、香りの力を試してみるのも一つの方法です。
アロマの効果を得る方法としては、アロマディフューザーを使う以外にも、スキンケアとしてエッセンシャルオイルを使うのも効果的です。
※//www.aromakankyo.or.jp/article/koho/2012/80_2012_1_0_131029045830.pdf実験結果 日本アロマ環境協会

4.夜のスキンケアにおすすめの快眠アロマ

夜のスキンケアには、リラックス効果やストレスを和らげる効果が高い香りを使うことで、睡眠の質を高めることができます。

4-1.アロマの効果を夜のスキンケアに取り入れて快眠!

エッセンシャルオイルを使ったスキンケアは、美肌効果だけでなく睡眠の質を高める効果も期待できるため、夜のスキンケアには特におすすめです。
ただし、アロマの香りを取り入れる時には次の2点に注意が必要です。
①強すぎる香り
②合成された香料
香りが強すぎると、嗅神経以外の神経を刺激して、頭痛を引き起こすことがあるからです。
また、合成された香料は吸い込むとあまり体に良くない化学成分が含まれている可能性が高いため注意が必要です。
アロマオイルを使う場合にはこれらの点にも気を配る必要が出てきます。
天然成分だけで構成されているオーガニックコスメなら、これらの心配がないため、安心してアロマの効果を楽しむことができます。

4-2.夜におすすめの快眠アロマ

リラックス効果、ストレスやイライラを抑える効果が高い夜におすすめのアロマとそれぞれの香りの効果をまとめました。
【ラベンダー】
リラックス効果が高い。
ロンドンで行われた実験でも日本で行われた実験でも、ラベンダーの香りによる効果で眠りが深くなったという実験結果も報告されています。
【オレンジスイート】
ストレスや緊張をやわらげる効果がある。
【スイートマージョラム】
イライラを抑える効果がある。
【クラリセージ】
不安やストレスをやわらげる効果がある。
【ゼラニウム】
自立神経や女性ホルモンを調整する効果がある。
【ネロリ】
不安やストレスをやわらげる効果がある。
【イランイラン】
緊張をやわらげて、リラックスさせる効果がある。
【シダーウッド】
眠りの質を高める効果がある。
ヒノキやスギの香りに含まれるセドロールの香りを使った実験では、眠るまでの時間が短くなるだけでなく、睡眠時間も長くなったという実験結果も報告されています。
オーガニックコスメには、これらの快眠効果が高いエッセンシャルオイルが絶妙なバランスで調合されています。
せっかくスキンケアをするのなら、単なる合成香料ではなく快眠作用が期待できる天然香料の香りを楽しめるコスメがおすすめです。
ぜひ、オーガニックコスメの香りの力を味方につけて、質の高い睡眠と美肌を同時に手に入れてくださいね。