「塗っても塗っても乾燥する・・・」
「何を使っても刺激を感じる・・・」
などと感じるのは、年齢のせいではなく、与え続けることで、人間の肌がもともと持っている潤いを作り出す力が衰えてしまったことが原因です。
そんな乾燥肌・敏感肌のお悩みを改善してくれるのが、肌本来の力を引き出すことができる植物成分がたっぷりのオーガニックコスメです。
そこで今回は、
- 乾燥肌・敏感肌におすすめのオーガニックコスメと成分の選び方
- 乾燥肌・敏感肌にオーガニックコスメがおすすめな3つの理由
などについて、詳しくご紹介していきます。
目次
1.乾燥肌・敏感肌におすすめのオーガニックコスメ15選
刺激を受けやすい状態になっている乾燥肌・敏感肌を改善するためには、落とし過ぎない洗顔と正しい保湿が大切です。
そこでまずは、アイテム別に洗顔から保湿までのおすすめベスト5をご紹介します。
1-1.乾燥肌・敏感肌におすすめのオーガニックの洗顔石鹸5選
乾燥肌・敏感肌には、洗顔料の中でも洗顔後に界面活性剤が肌に残りにくい「石鹸洗顔」がおすすめです。
①HANAオーガニック「ピュアリキューブ」
「ピュアリキューブ」は、オーガニック蜂蜜やエクストラバージンオリーブオイル、バージンココナッツオイル、アルガンオイルなどのオーガニックオイルがたっぷり配合された天然100%の石鹸です。
「非加熱製法」で石鹸化することによって、熱に弱いビタミンやミネラル、酵素などの美容成分を生のまま残しています。
また、美容成分だけでなく天然の保湿成分「グリセリン」も配合されているため、洗顔後もしっとりが続きます。
「洗い過ぎず、潤いを残す」洗顔石鹸を選びたい敏感肌・乾燥肌には、特におすすめの石鹸です。
②琉白「月桃クリアソープ」
「月桃クリアソープ」は、沖縄で古くから使われていた「クチャ」という泥の成分が配合された石鹸です。
「クチャ」は、粒子が細かく、汚れの吸着力も高いので、肌に負担をかけることなく毛穴の汚れを吸着してくれます。
また、月桃やアルガンオイルなどの保湿成分も45%配合されています。
毛穴の汚れが気になる乾燥肌・敏感肌さんにおすすめの石鹸です。
③ウェリナ「ノルゥソープ」
「ノルゥソープ」は、ハワイで栽培されたオーガニック原料を使って作られた無添加の石鹸です。
オーガニック原料のミネラル成分を壊してしまわないように低温処理製造法で時間をかけて作られています。
敏感肌、乾燥肌だけでなく赤ちゃんにも使える肌にやさしい洗顔石鹸です。
④Lar ネオナチュラル「池田さんの馬油石鹸」
「池田さんの馬油石鹸」は、人間の皮脂の成分に最も近いとされている「馬油」を使って作られた石鹸です。
香料や防腐剤も無添加で、実際に一釜ずつ試食をして作られているため、間違って口に入れても安全です。
泡切れも良く洗い上がりもしっとりするので、赤ちゃんにも敏感肌・乾燥肌にもおすすめです。
⑤ヴェレダ「カレンドラ ソープ」
「カレンドラ ソープ」は、古代エジプトの時代から敏感肌のケアや肌荒れ防止に効果があるとして使われてきたキク科の植物「カレンドラ」が配合された石鹸です。
ベビー用の石鹸ですが乾燥せずに汚れを落とすことができるため、大人の乾燥肌・敏感肌の洗顔石鹸としてもおすすめです。
1-2.乾燥肌・敏感肌におすすめのオーガニック化粧水5選
洗顔後肌に直接触れることになる化粧水は、刺激を感じずにケアできるオーガニック化粧水を選ぶのがおすすめです。
①HANAオーガニック「フローラルドロップ」
「フローラルドロップ」は、水を一切配合せずにブルガリア産のダマスクローズ水を主成分として作られた化粧水です。
主成分のダマスクローズが持っている「保湿、抗菌作用、抗アレルギー作用」などの様々な効果によって、肌を刺激することなく潤い肌へと導いてくれます。
さらに、フローラルドロップには、肌の常在菌バランスを整えて善玉菌を増やす「バイオエコリア」という成分も配合されています。
これによって「塗っても塗っても乾燥する」乾燥肌や敏感肌の衰えてしまった肌の免疫力が高まり、自ら潤いを作り出すことができるようになるという効果も期待することができるのです。
②ウェリナ「クリアヴェリーモイスト」
「クリアヴェリーモイスト」は、ハワイ産で栽培された原料を中心に作られた国産のオーガニック化粧水です。
肌への浸透力が高い海洋深層水だけでなくオイル成分もたっぷり配合された化粧水なので、潤い力が足りない乾燥肌や敏感肌にたっぷり潤いを届けてくれます。
③琉白「月桃バランスローション」
「月桃バランスローション」の主成分は、沖縄の月桃ハーブ水と海洋深層水です。
殺菌作用や抗菌作用に優れている月桃は、肌に刺激になりにくく肌トラブルを防いでくれる効果もあります。
また、保湿成分として配合されている「海ぶどうエキス」でしっとり肌が続くのも魅力の一つです。
④Lar ネオナチュラル「ヒーリングローション」
「ヒーリングローション」は、無農薬栽培の富山ヘチマ水や沖縄月桃をベースに水を一滴も加えずに作られた化粧水です。
次に使う保湿の効果を高めることができるさっぱりした使い心地が魅力です。
⑤ヴェレダ「ワイルドローズ モイスチャーローション」
「ワイルドローズ モイスチャーローション」は、日本人のために開発された化粧水です。
ワイルドローズのハリと潤いを与える効果の他にも、ヒアルロン酸よりも保湿力が高いとされる「シロキクラゲ多糖体」、保水力が高い「トレハロース」なども配合されています。
乾燥しやすい「ゆらぎ肌」におすすめです。
1-3.乾燥肌・敏感肌におすすめのオーガニックの保湿アイテム5選
乾燥肌・敏感肌には、肌本来の再生力を高めることができる適度な保湿ができる次の5つの保湿アイテムがおすすめです。
①HANAオーガニック「ムーンナイトミルク」
「ムーンナイトミルク」は、乳液のベースとして水を一滴も使用せず、濃縮ローズウォーターのみを使用して作られた乳液です。
花精油やビルベリー葉エキス、オーガニックの植物エキス、バイオエコリアの効果で、肌の3大ダメージ「自律神経の乱れ」「常在菌バランスの乱れ」「酸化」のすべてに対抗してくれます。
②HANAオーガニック「アーユスオイル」
乾燥肌・敏感肌を自ら潤いを出すことができる肌に変えていくためには、基本的には与え過ぎないシンプルなケアが大切です。
ただどうしても、化粧水と乳液だけでは乾燥がひどい場合におすすめなのが、乳液に「アーユスオイル」を1~2滴加えるのがおすすめです。
アーユスオイルには、保湿効果以外にもデトックス効果もあります。
肌の疲れが気になる時には、アーユスオイルを使ったデトックスマッサージで、肌の老廃物を排出し、新陳代謝を高めることで潤い力を取り戻すことができます。
③琉白「月桃デイモイストクリーム」
「月桃デイモイストクリーム」は、沖縄の月桃に5種類の植物オイルを配合した保湿クリームです。
季節の変わり目や環境の変化、ストレス、エアコンなどの影響で乾燥しがちなお肌の肌バリア力を高めてくれる効果があります。
④ウェリナ「クリアヴェリーミルク」
「クリアヴェリーミルク」は、人間の生体水に近いハワイアン海洋深層水とミネラル豊富な植物成分からできた乳液です。
「クリアヴェリーモイスト」とラインで使うことで、保湿効果や美肌効果の相乗効果を期待することができます。
⑤Lar ネオナチュラル「モイスチャーライザー」
「モイスチャーライザー」は、さらっとしているのにしっかり潤うのが魅力の乳液です。
ミツバチが蜜を集めて、巣を作るときにできる「ミツロウ」という成分で乳化されているため、乳化剤もゼロ。
天然成分100%の乳液なので、刺激を感じやすい敏感肌や乾燥肌でも安心して使うことができます。
2.乾燥肌・敏感肌におすすめのオーガニックコスメと成分の選び方
乾燥肌・敏感肌には、「落とし過ぎない洗顔石鹸」「肌自身の潤い力を高める化粧水」「肌本来の再生力を高める保湿」がおすすめです。
2-1.落とし過ぎないを基準に!オーガニックの洗顔石鹸の選び方とおすすめ成分
乾燥肌や敏感肌を改善するためには、汚れは落としても潤いは落とさない洗顔を心掛けることが大切です。
汚れは落としても潤いを落とさない洗顔をするためにも、次の4つのポイントをチェックして洗顔料を選びましょう。
①石鹸ベースのものを選ぶ
石鹸ベースのものの最大のメリットは、「洗顔後に界面活性剤が肌に残らない」ことです。
洗顔料の洗浄力を支える界面活性剤が肌に残り続けると肌のバリア機能が破壊され、乾燥肌や敏感肌になりやすくなるので注意が必要です。
②良質なオイルや保湿成分が配合されているものを選ぶ
石鹸素地のみで作られている石鹸は、脱脂力が強過ぎるため、乾燥しやすくなります。
乾燥肌や敏感肌には、石鹸の脱脂力をマイルドにしてくれる天然のグリセリンや天然のオイルなどの保湿成分が配合されている石鹸がおすすめです。
③シリコンやマイカが配合されていないものを選ぶ
シリコンやマイカは、洗顔後の肌を白くツルツルに見せかける効果があるのですが、毛穴に詰まることもあるため注意が必要な成分です。
④刺激がないものを選ぶ
刺激は乾燥肌や敏感肌を悪化させる原因にもなります。
実際に使ってみて、肌に合うかどうかをチェックしてから選ぶようにしましょう。
また、石鹸でも肌に刺激を感じてしまうほどひどい敏感肌や乾燥肌の場合は、昔ながらの米ぬか洗顔などの方法で汚れを落とすのも一つの方法です。
2-2.自ら潤う肌を目指す!オーガニック化粧水の選び方とおすすめ成分
自ら潤う肌を作るためには、オーガニック比率が高い化粧水を選ぶのがおすすめです。
オーガニック栽培された植物成分は、通常栽培された植物成分に比べて160%以上もの保水力があることがわかっているからです。
今のところ日本には、オーガニックコスメについての基準が定められていないため、オーガニック成分が1%未満のものもたくさん販売されています。
オーガニック化粧水を選ぶ時には必ず成分表をチェックして、オーガニック成分の比率を確かめてから選びましょう。
2-3.肌本来の再生力を高める!オーガニックの保湿剤の選び方とおすすめ成分
人間の肌には、もともと潤いを作り出す機能が備わっていますが、必要以上に保護し過ぎると、その力は衰えてしまいます。
特に、「ジメチコン」などシリコン系の成分が配合されている保湿剤を使うと、肌表面は潤ったように見えますが、肌内部では乾燥が起きているという状態になってしまうので注意が必要です。
肌本来の再生力を高めるおすすめの天然の保湿成分には、次のようなものがあります。
・アルガンオイル
・ホホバオイル
・ココナッツオイル
・ダマスクローズ
・フランキンセンス
・ネロリ
・ゼラニウム
・カモミール
・ラベンダー
これらの成分の中から、できるだけ質の高い成分を選んで、肌本来の力を妨げない適度な保湿を心掛けましょう。
3.乾燥肌・敏感肌にオーガニックコスメがおすすめな3つの理由
乾燥肌・敏感肌には、次の3つの理由からもオーガニックコスメによるケアがおすすめです。
①乾燥肌・敏感肌を引き起こす肌への刺激が少ない
乾燥肌・敏感肌は、肌バリアに隙間があるため刺激を感じやすい状態です。
このような状態のお肌が刺激を受けると、さらにバリア機能が低下して、より乾燥肌や敏感肌を悪化させてしまいます。
食べられるほど安全で肌にやさしい成分で作られているオーガニックコスメは、乾燥肌や敏感肌でも刺激を感じにくいのが特徴です。
ただし、人によっては合う合わないがあるため、肌に合ったオーガニック成分を見つけることが重要です。
②肌本来の機能を妨げずに再生力を高めることができる!
オーガニックコスメは、「ジメチコン」などシリコン系で潤いを見せかける方法ではなく、肌本来の機能を高めて潤いを作り出す機能を高めることで保湿効果を高めてくれます。
また、オーガニックコスメに配合されている天然成分は、肌がもともと持っている潤いを作り出す力を妨げないため、自らの肌力を高めてお肌を再生することができるのです。
③肌が自ら潤う力をサポートするアロマの効果
植物の香り成分には、自律神経や女性ホルモンに働きかけてバランスを整える効果があります。
アロマ効果による体の内側からの効果がスキンケアによる保湿効果をより高めてくれることも、オーガニックコスメによるケアが乾燥肌・敏感肌におすすめな理由の一つです。
4.乾燥肌・敏感肌のためのオーガニックQ&A
オーガニックコスメで潤い肌を手に入れるために知っておきたいことをまとめました。
4-1.乾燥肌・敏感肌にはどれぐらいで効果を実感できる?
効果を実感できるまでの期間は、ターンオーバーの期間によっても変わってきますが、最低でも3ヶ月は続けて使うことで効果を実感する人が多くなっています。
また、オーガニックコスメはラインで使うことを想定して、オイルの量などが配合されているため、ラインで使うとより効果的です。
4-2.ケミカルコスメとオーガニックコスメの違いは?どっちを使うのがおすすめ?
ケミカルコスメは、症状がひどい時に使う「薬」のような存在です。
一方でオーガニックコスメは、根本からの改善を目指す「漢方」のような存在です。
どちらが良い悪いというわけではなく、症状がひどい時は一時的にケミカルコスメ、根本からの改善を目指せるようになればオーガニックコスメを使うというように使い分けるのが最もおすすめです。
5.まとめ
乾燥肌・敏感肌は、刺激が少ないオーガニックコスメで肌本来の力を引き出すことで、自ら潤う肌へと変えていくことができます。
まずは、トライアルセットを活用して、肌に刺激にならないオーガニックコスメを見つけてくださいね。