※本サイトの記事にはPR情報が含まれます。
オーガニックコスメと漢方には、次のような共通点があります。
①即効性はないけれど、根本から解決する効果が期待できる
②薬草やハーブなど植物成分を利用している
③外側からだけでなく内側からも働きかけることができる
中でも特に注目したいオーガニックコスメと漢方の共通点は、悪い部分だけを治療する西洋医学とは違って、根本から改善していくという考え方です。
またオーガニックコスメは、コスメであるのに肌のケアだけでなく、ホルモンバランスを整えたり、免疫力を高める効果も期待できます。
同じ植物でも、根・茎・葉など利用する部位によっても、違った効果が期待できるという奥深さも共通しています。
2.薬草やハーブを利用した美容法は2000年前からあった!
現存する中国最古の医学書「黄帝内経」には、漢方、鍼灸、気功などを利用した治療法、顔のシミ、シワ、ニキビなどの治療法までが書かれています。
この時代からすでに「皮膚は内臓の鏡」という考えられていて、薬草やハーブを利用した美容法は、2000年以上前から存在していたことがわかっています。
2-1.薬草を利用した美容法
漢方は、「皮膚は内臓の鏡」という考え方をしているため、お肌の不調は体の不調と考えます。
血流をよくして、体全体の調子を整えて、肌を改善していく根本治療を目指すのが漢方や薬草による美容法です。
また漢方は、貴族の間では飲む以外にも細かく砕いてスキンケア用品としても使われていました。
漢方によるスキンケアの考え方は独特のもので、足りなくなった成分を補うという現在のスキンケアの考え方ではなく、足りなくなった成分が作られるのを助けるための美容法です。
ツボなどがたくさん集まっている顔に直接塗ることで生薬の成分を浸透させて、新陳代謝を高めたり肌本来の力を発揮させることができるのです。
また、これらの生薬を直接顔に塗る効果としては、香りの有効成分を吸い込む効果も期待されていました。
医学書にも数多くの処方例が残されていることからも、これらの美容医学については昔からかなりの研究がされていたことがわかります。
2-2.ハーブを利用した美容法
漢方の生薬と同じようにハーブも、古代ギリシャ時代から食品や化粧品、飲み薬など様々な美容法に取り入れられていました。
16~17世紀には、イギリスでハーブ療法が確立されて、ヨーロッパに広まり、現在では医薬品として使われているものもあります。
美容法も漢方と同じように、ハーブティーとして体の内側への効果や香りの効果、塗る効果など、様々な方向から体全体の調子を上げることを目的としています。
医療に使われるほどのレベルなので、効果も期待できるものになっています。
3.薬草とハーブの効果・効能
薬草やハーブの効果は、混ぜ合わせると効果が倍増することもありますが、逆に効果が低下するなどその作用は複雑です。
さらに、オーガニック栽培された植物では効果が倍増することも報告されています。
3-1.代表的な薬草・ハーブの効果
代表的な薬草・ハーブの効果を簡単にまとめました。
【カンゾウ】
甘草というマメ科の植物の根や茎を乾燥させたもので、抗炎症効果があります。
解毒作用もあり、肝機能を高めたり、ストレスを和らげたりする効果も期待できます。
【ヨクイニン】
ハトムギの種子を取り除いた生薬の一種で、肌荒れを抑制する効果があります。
イボや吹き出物の治療にも効果があります。
【トウキ】
セリ科シシウド属の植物で、冷えや月経不順や生理痛などの女性特有の症状にも効果的です。
美白効果や抗炎症作用もあります。
【ローズマリー】
古代から万能薬とされているハーブの一種。
食べると新陳代謝が高まり、塗ると美白効果や毛穴の引き締めなどの効果が期待できます。
【カモミール】
リラックス効果が高く、ハーブティーにもよく使われます。
ニキビや日焼けなどの炎症を抑える効果や糖化を防ぐ効果があります。
【ラベンダー】
鎮痛効果、疲労回復効果があるとして有名なハーブ。
殺菌効果も高くニキビにも効果的で、やけどなどの傷跡にも効果がある万能薬として有名です。
3-2.混ぜ合わせると効果が変わることも!
このように様々な効能・効果が期待できるハーブや薬草は、混ぜ合わせることでさらに効果が倍増することもあります。
この相乗効果を上手く利用しているのが、漢方薬やオーガニックコスメです。
ただ、どれを混ぜても効果が倍増するわけではなく、相互作用で逆に効果が低下してしまう組み合わせもあります。
混ぜ合わせると効果が変わるなどのその複雑な作用も、こうした自然の力を借りる美容法の魅力のひとつにもなっています。
3-3.オーガニック栽培された植物なら効果が倍増!
混ぜ合わせる以外にも、栽培法による効果の違いも報告されています。
例えば同じ植物でも、オーガニック栽培された植物と農薬を使って栽培された植物の保湿効果を比較した実験では、オーガニック栽培された植物の方が保湿効果がかなり高いことがわかっています。
この実験結果以外でも、オーガニック栽培された植物は、抗酸化作用や活性作用が高いという報告もされています。
オーガニックが流行しているのは、このように実際に効果や作用に大きな違いがあるからです。
4.悩みを根本から解消できるのが漢方とオーガニックコスメの魅力
漢方とオーガニックコスメに共通する最大の魅力は、悩みを根本から解消できることです。
悩みを根本から解消しておくからこそ、再発の心配がすくなくなるのもその魅力のひとつです。
4-1.即効性重視のケミカルコスメは医薬品に近い
もともと医薬品も薬草やハーブを利用したものから始まったものなのですが、漢方以外の医薬品は、即効性を重視したものが多くなっています。
西洋医学が進歩するにつれて、徐々に医学でも対処療法が中心となり、即効性が重視されるようになっていったからです。
これに追従するような形で、化粧品もハーブや生薬を利用したものから、ケミカルコスメが中心に変化していったのです。
4-2.オーガニックコスメはシミを追い出すから再発しない
ケミカルコスメは、早く症状を抑える効果が出るため、効果があるとされますが、抑えられた症状は、解消されたわけではありません。
ケミカルコスメやレーザー治療で一時的に薄くなったように見えたシミが、また再発してしまうのはこのためです。
シミは、肌内部の細胞を炎症や刺激から守るために肌が作った傘のような存在です。
オーガニックコスメは、炎症を抑えるのではなく、肌本来の力を高めてくれるので、傘をさす必要がなくなり、シミが消えていくというわけです。
体を鍛えようと運動をしてもすぐに強くならないのと同じように、肌の力もすぐに強くなるわけではありませんから、即効性はありません。
その代わり、自分の力でシミを追い出してしまうため、再発する心配が少ないというのがオーガニックコスメの魅力です。
5.「内側から美くしく」が漢方とオーガニックコスメの共通の考え方
漢方とオーガニックコスメのもう一つの共通する考え方に、「内側から美しく」という作用があります。
経皮吸収だけに頼らずホルモンバランスや免疫力にも作用する効果は、漢方やオーガニックコスメが注目されている理由の一つにもなっています。
5-1.心と体の調子が表れる「お肌」
「皮膚は内臓の鏡」という言葉に象徴されるように、体のバランスが崩れると肌に不調が出てしまうというのが漢方の考え方です。
漢方では、血の巡りから整えて、体の不調を改善することが、美肌作りの秘訣とされています。
5-2.ホルモンバランスを整えて免疫力を回復する香りの力
同じようにオーガニックコスメにも、ホルモンバランスを整えたり、免疫力を回復することができる香り成分がたくさん使われています。
精油の香り成分には、
・気持ちを落ち着かせて深い眠りをもたらすことで、睡眠中の肌の生まれ変わりを促進する作用のある香り
・日中のダメージを回復させる効果が高い香り
・女性ホルモンに働きかける香り
・肌の再生力を高める香り
・リンパを刺激して不要な体液を排出させる作用のある香り
など、香りによって様々な効果があります。
このように精油の香りには、癒やしの効果以外にも脳にダイレクトに信号を送ることができる優れた効果があることがわかっています。
5-3.漢方とオーガニックコスメが注目されている理由
今、漢方とオーガニックコスメが注目されているのは、年齢とともに作られにくくなるコラーゲンなどの美肌成分を単に外から補うのではなく、自力で美肌成分が作ることができる力を高めて、肌悩みを根本から解消する唯一の方法だからです。
ぜひ、植物の力と先人の知恵を活用したオーガニックコスメで、肌本来の力を取り戻してくださいね。