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オーガニックコスメのパッケージでよく小さなマークなどを見かけることはありませんか?
このマークにはさまざまな種類があり、その多くがオーガニック製品であると認める証明であるマークです。
今回はその中のUSDAという認証について見ていきましょう。
1. オーガニック認証USDAって何?
USDAとは、日本の農林水産省にあたるアメリカ合衆国農務省の認証です。
実際に認証をしているのは、農務省(USDA)の傘下である全米オーガニックプログラム(NOP)という機関ですが、国が認めている機関なので信頼できる認証だといえますね。
USDAは主にオーガニック原料が使われている食品を認証しています。
この認証は、使用する原材料などに細かい基準があり、基準を全てクリアした製品にマークを表示することが許されます。
オーガニック認証はブランドにつくと思われがちですが、これは製品1つ1つを認証するものであって、メーカー自体が受ける認証ではないです。
近年は食品だけではなくオーガニック化粧品の認証も行われています。
2. USDAの認証を受けることができる基準は?
USDAの認定条件
- 収穫の3年前までの農薬・科学肥料を使っていない土地で有機栽培されていること
- 原料の遺伝子組み換え・電離放射・下水汚泥は禁止
- 水と塩分を抜いた質量で、製品の95%以上がオーガニック原料で作られていること
- 残りの5%も国が認めた合成物質・天然物質でなければならない
USDAにはこのような厳しい認定基準があります。
USDA認証は4段階あり、USDAのロゴの表示が認められているのは、製品のすべてがオーガニック原料である「100% Organic」か、製品の95%以上がオーガニック原料で作られている「Organic」の2つだけです。
その下の段階の認証では、USDAマークを表示することができません。
3. USDAマークのあるオーガニックコスメの安全性は?
USDAのような厳しい認証をクリアした商品は、栽培~製品化までに刺激のある化学製品が含まれていないことになります。
つまり、ピュアでナチュラルな製品であり、安心して使用できるオーガニックコスメだといえるでしょう。
3-1 オーガニック認証のないものは安全ではないの?
逆に、オーガニック認証のない商品はオーガニックコスメではないの?という疑問をよく聞きます。
オーガニック認証を受けていない100%オーガニックの製品もたくさんあるので、認証がないからといって安全ではないとは言えません。
オーガニック認証を取らないのも理由があります。
商品を改良するたびに取りなおさないといけない・認証を受けるのに早くても半年はかかるという理由から、認証を受けないメーカーもあります。
3-2 認証がないオーガニックコスメはどうやって選ぶ?
オーガニックの成分が何%かを表示している製品
オーガニック認証がなくても、コスメによっては天然成分が何%あるかをきちんと表示している製品があります。
また、全成分の原産地や原料が分かる製品は安心して使用できるのではないでしょうか?
自社のこだわりに注目
オーガニックコスメは製品をつくるにあたって自社の基準を設けているメーカーが多いです。
例えば
- 香料は全て天然由来のものを使用しています
- 天然成分100%で商品開発します
- 全成分を表示します
- 動物実験は行いません
基準の内容はメーカーによって様々ですが、きちんとした自社基準があるブランドは、納得して使用できますよね。
このような基準はブランドの公式サイトで確認できます。
4. USDA認証のあるおすすめオーガニックコスメ
john master organic ARオイル
顔にも髪にもボディーにも使えるオイル。
100%オーガニックのアルガンオイルで、コンディショナーや他のスキンケア製品と混ぜて保湿ケアとして使うのも◎!
美人百花のベストコスメ2015にも2位にランクインしています。
antianti organics フラワーオーガニックローズオットー
オーガニックのバラの花が400輪分配合されたローズの化粧水。
バラは古くから殺菌消炎効果・アンチエイジングの効果があるとして重宝されていました。
どんな肌質でも使えるスキンケア製品です!
このブランドはほとんどの商品がUSDA認証を受けています。
elbaviva(エルバビーバ) ベビーバター
体温で溶けるのでさらっと肌なじみがよく、潤いも感じられるクリームです。
使い心地がいいので、デイリーケアにピッタリです。ココアバターの甘い香りに癒されます。
髪からネイルケアまで全身のケアに使うことができます。
Dr.ブロナー シカカイソープ
界面活性剤、合成保存料、着色料不使用の石鹸シャンプー。
頭皮を柔らかくし、髪を健やかな状態に保ちます。
香りにはアロマ精油を使用していて、心が落ち着く使用感です。
5. 日本国内のオーガニック認証は?
日本では2008年に「JOCO」というオーガニック化粧品の基準が設けられました。
JOCOは、日本のオーガニックコスメへの信頼性を高いものにするために、2010年9月にオーストラリア最大のオーガニック認定機関「ACO」と提携しています。
- 農場は最低3年以上農薬を使っていない
- 栽培によって環境を破壊しない
などの基準があります。しかし、オーガニックコスメの業界ではまだ普及しておらず、海外のオーガニック認証に比べて知名度も低いのが現状です。
6. 海外のオーガニックコスメ事情
最もオーガニックが発達している国は?
世界の中でオーガニックコスメの市場が大きく、普及率も高いのはヨーロッパやオーストラリアだと言われています。
世界の3割の農場が、オーストラリアにあると言われているほど、広大な農場を持っているので、オーストラリアではオーガニック製品も盛んに作られています。
ヨーロッパの中では特にドイツが市場が大きく、ヴェレダ・Dr.Haushuka・ラヴェーラなどオーガニックコスメの有名ブランドが多数あります。
7. 海外の有名なオーガニック認証
ecocert(エコサート)
オーガニックコスメの認証で世界シェア75%を誇るフランスの認証機関です。
世界85ヶ国、20万製品以上の認証実績があります。
認定条件
- 製品の95%以上が天然原料であること
- 植物原料の95%以上がオーガニック原料であること
- 合成着色料、合成香料、合成油脂、油、シリコンおよび石油製品を使用していないこと
- 遺伝子組み換え原料の使用を使用していないこと
など
natrue(ネイトゥルー)
2007年にベルギーで設立された国際的な認証機関。
認定条件
- 石油系原料・合成香料および合成色素は配合しない
- 配合が認められている原料は自然原料もしくは自然界に存在するものに限られる
- シリコンオイル、その誘導体が含まれていないこと
- EUの有機農法規格を基準とした遺伝子組み換え植物が含まれていない
など